不登校だったけど、なんとか生きてる

社交不安障害が寛解している学生のひとりごと

不登校時代の振り返り④

不登校時代の振り返り③のつづき。

中学3年生の時の話。といっても、大きなイベントごと(当社比)は③までに書いた通りで終わっていて、3年生は別室登校をして進路を考え出している時期だったので今回は短めで書き終わると思う。

 

正直、中学生の間は学校より心療内科で受けていたショートケアプログラムの方が対人慣れにしめた比重が大きい。こちらは週1で通っていて人とも関わっていたから。別室では別室に常駐している先生と話すくらいで、私と同じように別室に来ている子たちとはほとんど話さなかった。心療内科のことはまた今度書く。

 

中学3年生:通信制高校に決める

中1の頃から不登校の将来について自分なりに調べていて、そこで初めて通信制高校というものを知った気がする。それか、親に教えてもらった。

通信制高校の存在を知ってからは私は全日制高校は無理だろうと考えた。3年生になってからも全日制に行くかどうかは迷っていたと思うけど、1:9で通信制に行くつもりでいた。中学校さえ1週間で行けなくなったのに、高校から週5日通い始める自信はなかった。

 

オープンキャンパス通信制高校だけ行った。もちろん1人で行くのは怖かったので、親に一緒に行ってもらった。ちなみに通信制高校の場合は友人と来ている人の方が少なかったと思う。というかいなかったような。保護者と来ている人がほとんどで、保護者しか来ていないところもあった。なんにせよ誰と行くかは重要ではなく、その学校の雰囲気を知ることと何を聞いてくるかが重要だと今となっては思う。私が当時オープンキャンパスについて調べていたら「友達と行く」という選択肢があったから「親と行ったら浮くのではないか?」と少し不安を感じていたけど、通信制オープンキャンパスではそんなことなかったので、あれは全日制の話なんだと思っている。

 

私が説明会に行った通信制高校で覚えているのは3校だけ。うち2校は生徒が明るく和気あいあいとしている感じで(生徒同士でテレビゲームしてた・個別で説明してくれた生徒の方の愛想が良かった)もう1校は自分が通うことになる高校だったのだが、ここは生徒がマイクを持って先生からの質問に答えていくスタイルだった。

そこで「遅れて教室に入っても白い目で見られないところが良い」ということをのちの先輩(といっても関わることはなかったけど)が語っていて、説明会に来ていた保護者たちがあ〜と頷いていたのを覚えている。少なくとも全日制ではあり得なさそうな空気で面白かった。

どの学校も魅力的だったが、その学校の雰囲気がなんとなくしっくりきたのと、パンフレットのデザインが一番好みだったとか、ほとんど感覚で選んだ。学力とかは全く気にしなかった。入る前は勉強ついていけるかな、とか思ってたけど、入ってみたらそんな心配はほぼ無用だった。

ちなみに中学校で高校の面接練習もしてもらえた。校長室に入って校長と練習した。めちゃくちゃ緊張した。

 

ほとんど進路決めについての話になってしまったので中3の話に戻る。

中学校も卒業式は出なかった。卒業アルバムも個人写真だけ個別で撮った記憶はあるけど、アルバムに掲載されたのかどうかは覚えていない。私は写真が嫌だったし今でもアルバムは見ようと思わない。親はアルバムを買っていたけど。自分の子どもがほとんど載っていないのが申し訳ない。

ただ小学校と違う点は、卒業証書は学校に自ら受け取りに行った。卒業式当日に受け取ったかどうかは覚えていないけど。

狭い校長室でたくさんの先生に囲まれながら証書を受け取った。怖。ありがたいけどほとんど初めて見る先生だった。

 

以上が私の不登校時代の話である。

通信制高校に入ってからの話も今度書けたらいいなと思う。